SMARTとは?

 「四国移動型&自律型ロボットトーナメント(Sikoku Mobile and Autonomous Robot Tournament)」(通称:SMART)は,LEGO社のMindstormsを使って自由に製作された自律型移動ロボットによる競技会です。

 ロボコンには興味があるけどロボットを製作するための材料を揃えるのが大変,材料を加工するための環境がない,といった理由などで参加を断念していた生徒や学生も取り組みやすいように,ロボットキットとしてLEGO Mindstormsを採用しています。

 LEGO Mindstormsは,アイデアを自由に表現できるだけでなく,試行錯誤を繰り返しながらロボットの製作を体験できる汎用性の高い教材です。失敗を繰り返しながらその原因を探求し,解決に至るまでのプロセスを実体験できます。

 SMARTでは,参加チームは同じ競技ルール,同じロボットキットを使ってロボットを製作します。そのため,競技の勝敗はアイデアに大きく依存します。競技ルールとロボットキットは,ロボットの製作においてはアイデアの大きな制約にもなり,その制約条件下で目標を達成可能なロボットを製作しなければなりません。創造的な問題解決能力を必要とします。また,いったんロボットを動かし始めると,ロボットは人手を介すことなく自身の認識,判断,制御によって課題を達成しなければなりません。つまり,ロボットにはアイデアに溢れた高い自律性も要求されます。これが,SMARTの特徴です。

 SMARTに参加することによって,

  • 創造的な問題解決力
  • 論理的な思考力
  • 創作活動を通じた表現力
  • リーダーシップと協調性

の涵養が期待できます。また,「主体的な学びの楽しさ」,「充実感」,「達成感」を味わうことができ,多くの感動と刺激を受けることができます。

 SMARTは,徳島大学を中心とする四国内の教員有志によって2000年に組織され,2000年11月に徳島大学工学部電気電子工学科で第1回大会(LeGoCoN2000)を開催したのが始まりです。LEGO社のMindstormsを使ったロボット競技会は国内外で多数開催されていますが,日本国内で開催されている競技会の中では最も歴史のある大会になります(我々の独自調査の結果)。現在は,四国内という枠を超えた教員有志によって大会が運営されており,参加生徒・学生も四国内に限っていません。

 第2回大会からは,大会名をSMARTに改め,その後ほぼ毎年のようにロボット競技会を開催しています。

 第9回大会(SMART2009)からは当番校制を導入し,徳島市以外でも開催するようになりました。

 これまで,徳島大学徳島文理大学阿南工業高等専門学校香川高等専門学校津山工業高等専門学校から多くの学生(留学生や女子学生も)が参加し,熱戦を繰り広げてきました。

 第17回大会(SMART2017)からは一般部門とU-18部門の2部門制を導入し,高等専門学校の低学年や一般の高校や工業高校の生徒達も参加しやすくしました(SMART2017では,徳島県立科学技術高等学校徳島県立つるぎ高等学校の生徒が多数参加してくれました。)。第18回大会(SMART2018)からはさらに参加資格の枠を広げ,中学生も参加できるようにしました。

 これまでに参加してくれた生徒・学生達は,多くの刺激を受け,視野や興味が広がり,勉強意欲が高まり,新たな目標を持つなど,精神的にも大きく成長しています。

 生徒・学生たちの自主的かつ熱心なものづくりへの取り組みと,創意工夫を積み重ねて製作された様々なロボットは,多くの人に感動とパワーを与えてくれています。

 SMARTは,やる気があって粘り強く頑張る生徒・学生を全力で応援しています。